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2009年 12月 12日
![]() 12/10 上野 東京文化会館 『シェエラザード』 シャリヤール王 : ソスラン・クラーエフ 王の弟 : カレン・ヨアンニシアン 宦官長 : ロマン・スクリプキン ゾベイダ : ウリヤーナ・ロパートキナ 黄金の奴隷 : ダニーラ・コルスンツェフ オダリスク : アナスタシア・ペトゥシコーワ : エフゲーニヤ・ドルマトーワ : リュー・チヨン これは・・・芸術作品。 今でも動きの一コマ一コマがまるで絵画のように鮮やかで美しく、目に焼きついて離れません。 はぁぁぁぁ、あまりの美しさに思い出しすたびに溜息が。 寵妾と奴隷のつかの間の愛欲を描いたこの演目を、高潔なロパートキナがどう踊るのか? いくら寵愛を受けているとはいえセクシーさとは無縁のロパートキナに妾は似合わん・・・と思いつつも、幕は開いたのでした。 ロパートキナのゾベイダは敵国王に娶られてしまった敗戦国の元お后様のように高貴な印象で、大切にしてくれる王をそれなりに慕ってはいるものの愛してはいないよう。 優雅な微笑みの奥にはやむにやまれず寵妾となってしまった我が身へのもの憂さやあきらめが感じ取れます。(←以上、勝手に妄想) 出かける王に振る手でさえ、一緒に並ぶ後宮の女たちのそれと比べ、悲しいほど優雅で孤独で美しい。 はぁぁぁぁ、ほんっとに美しくて、しばし見惚れていました。 これだけでも見る価値あったな。 奴隷小屋から飛び出してきたのは、でぇっか~いポチ! いや、金の奴隷コルスンツェフでした。 それにしても、でっ、でかい・・・ ゾベイタを見つめる瞳はかなり従順で、まるで体の大きな高校生みたい。やっぱりでぇっか~いポチ(ゴールデンレトリバーとか)だわ。 有名な曲でのPDDは、二人の抑制の効いた表現力が罪悪感と官能の狭間で揺れ動いている感じがして「禁断の愛」を見てしまったようで正直ドッキリしました。 そして二人の創り出すラインの美しさが余計に官能美を際立たせていたのでしょう、ロパートキナミラクル健在で、やはり時が止まってしまうほどでした。 金の奴隷の手を引いて逃げる姿も、何度もいいますが、本当に絵のようなんです。 もしくは、スローモーションだったのか、と思わせるほど完璧で美しい動きには溜息しかでませんでした。 もっと愛欲的なシェエラザードを見たい方には物足りなかったかもしれませんが、ここまで美しさにこだわったシェエラザードなんてめったに見られるものではないでしょう。 舞台のエキゾティックで眩い色鮮やかさと、ゾベイダの孤高の悲しい美しさが対をなす、とてもとても素晴らしい45分間でした。 やっぱりロパートキナはバレエ界の至宝だわ。 画像はバレエシーズンにふさわしいチャコット横浜店のディスプレイ。 More #
by mucco
| 2009-12-12 22:50
| バレエ
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