ロジェ・ヴィヴィエのシグニチャー

久しぶりにアクセス解析をみたら、「ロジェ・ヴィヴィエ」が１位でした。
注目度の高さの割に国内での取り扱いが少ないため、情報を集めたい方がこちらを訪れてくださったようです。
ありがたいことです。
以前の日記で紹介したフラットシューズは、微妙にサイズが大きかったため里子に出したら、とても大事にされているようです。
入れ替わりにやってきましたのが、4.5ｃｍヒールのスクエアトゥ。
歩き方のくせなのか、このくらいヒールに高さがあるほうが楽なのです。




ロジェ・ヴィヴィエのシグニチャーシューズを一言で表しますと

「育ちのよい手ごわい美女」

履いただけで即「いい女、完成！」にしてくれるマノロやルブタンのような手軽さ（お値段はかなり手ごわい）は全くありません。（注：マノロもルブタンの完成度の高い美しい靴です。）
ご覧のとおりツヤツヤのピカピカ、しかもちょっとやそっとじゃ傷のつかない表面の仕上げからは正真正銘の育ち（素材と技術）のよさを感じます。
この風格ある重めの素材感ゆえ、特に黒は夏服にはあまり合いません。
クラシックながらも現代性を感じさせるデザインもおのずと着る服を選んでしまいます。
３０代後半～４０代がかっちりしたスーツにあわせると一気に古臭～くなってしまいますし、
かといって今人気のあるポリエステル生地のひらひらした洋服なんて言語道断。
とにかく一歩間違えるとダサい人、それこそバッサリと斬られてしまいます。
では何とコーディネートすればよいのか？
里子先のこの方などは崩しを加えるの上手で、いつみてもお洒落に履きこなしています。
そして知り合いのロジェ・ヴィヴィエコレクターのマダムはありとあらゆるヴィヴィエを一年中愛用。
ランバンのワンピースにも、普通のニット+パンツにも合わせ、それがまたよく似合う！
私の場合はこの1足だけなので秋冬の出番がほとんど。
シンプルなリトルブラックドレスやカシミアツインニット+大きめジーンズorクロップトパンツなどと合わせていますが、実は美術鑑賞やバレエ鑑賞、お食事会など自分的「ハレ」の日用となっています。
というのも、この靴が似合うためには、きちんと手入れされた髪と肌、背筋が伸びたキレイな歩き方、そして教養豊かでウィットにとんだ会話のできる内面が何よりも必要な気がするからです。
頻繁に履けるようになるのは１０年後？２０年後？