老人と死

先日、パパ（義父）が天に召されました。
享年87歳。
裏表なく、病床でさえもユーモアを忘れないその人柄は、
友人や家族そして看護師さんたちにも最後まで愛されました。
安らかに眠っているその顔はとってもとってもハンサムでした。
とても幸せな一生だったと思います。
パパの自宅には残念なことに誰も住んでいないので、四十九日が終わるまで我が家にいます。




パパの骨は特大サイズの骨壷でも溢れるほどたくさんありました。
火葬場の係員さんも「若い人より丈夫で立派です。」としきりに感心していました。
喉仏やそのほか顔周りのお骨も、骨盤まわりのお骨もしっかり残っていて、運動生理学の教授である叔父（パパの弟）も大喜びで解説してくれました。
そういえば寝たきり入院生活で骨と皮だけになっていましたが、看護師さんは「よっこいしょ」と重そうにパパの体を起こしてお世話してましたっけ。
手もほんとうに大きかったしな。
元気だったころも入院してからも、いつもあの大きな手でギューっと握手してくれたんだ。
当然、嫌なこともありました。
でもけっこう気が合い本音でぶつかりあえる仲で、喧嘩をしてもすぐ仲直り（孫ほど年は離れておりますが一応わたくし嫁でございます、はい、喧嘩・・・しました）、
実の娘みたいに可愛がってもらいました。
ぜーんぶ楽しい思い出になっています。（ちょっと早いかな？）
パパ、ありがとう。