そして大学生になる

先日お伝えしましたように
6月いっぱいでオンラインサロンと
madameH CLOSETサポート業務契約を終了しましたが、
4月から通信制大学の芸術学部に三年次編入学し、
大学生になりました。

ケチケチ本を書く数年前、ということは15年くらい前からでしょうか。
趣味かつ好みの偏りがちな美術鑑賞を深めたくて
「60過ぎたら、大学の聴講生になって美術史など勉強してみたい」と
漠然と考えていました。
大学で学ぶ→通うには時間が必要→仕事も介護も落ち着く60歳くらいになったら
と当時は思ったのでしょう。
ケチケチ本・第5章-6にも何年後かの希望・願望として
「大学に入り直して、アートの勉強をしたい」とちゃっかり書いています。

ところが、時代はどんどん進んでいます。
わざわざ通学しなくても、自宅に居ながら、
そして実家帰省中でさえ、通信制大学で芸術史などをじっくり学べると知った時、
目の前の扉がいくつも開いていくような感覚を覚えました。

◆スクーリングもオンライン可
◆仕事や介護など諸事情で勉強が中断しても、
三年次入学の場合は最長7年在籍可
◆入試なし
◆学費は極めて良心的

これで入学しない理由が見つかりません( *´艸｀)

いざ入学してみると、
ずっと学びたいと思っていた日本、ヨーロッパ、近現代の芸術史がとても楽しく、
美術展や建造物もこれまでとは違った視点で見られるのはうれしい驚きの連続で、
さらにはあまり興味のなかった宗教芸術にもやや関心が芽生えつつあります。
しかし、想像以上にレポート提出が多くて、課題も難しい。
暗記ものがないのは幸い。
諸先生のアドヴァイスや通信制ならではのきめ細かい学習ガイド、
30数年前は存在していなかった”シラバス”さま、これらをじっくり読んだおかげで、
春季はすべてA判定をいただけたのはありがたいことです。

若者であれば、大学卒業後には新卒として就職を控えているため、
4年で卒業することや各成績など”数字での結果”が重要でしょうが、
いまの私にとっての学びは、
これからの人生をより豊かに楽しくするためのもの。
興味のあることについて体系的にじっくりと学んで、少しずつ理解を深め、
自分の中に積み上げていきたいと考えているため、
成績は不合格でなければOK！と思っています。
Sがいただけたらそれはそれで大喜びですが、全く狙っていません。
もちろん最短2年卒業も目指していません。
それよりも自分が納得できる学びを得ることのほうが大切だから。

というわけで、今年になってから図書館通いが増え、
新しいライフスタイルが始まっています。

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