『グリーンブック』

画像は　eiga.comより

えっ？

クールで物静かなアラゴルン様が、うるさいおっさんに？？？
そして素敵なマハーシャラ・アリが思慮深くてジェントルなピアニスト役。

タイミングを逃していた映画『グリーンブック』をやっと鑑賞できました。

大事件が起こるわけではないけれど、

行く先々でどんな差別や嫌がらせが待ち受けているのかと思うと、

結構ドキドキハラハラ。

☆☆☆muccoのつぶやき※ネタバレ注意☆☆☆

♪ゴキゲンな音楽、いえーい

♪「ロード・オブ・ザ・リング」のクールで素敵なアラゴルン様が、お腹の出っ張った下品でうるさいおっさんトニーに。しかも、まったく違和感なし。役者ってすごいな。

♪トニーのファミリーや仲間が、みんな声でかい。しかもよくしゃべる。

♪家族たちの60年代のファッションが可愛い！

♪んまー、トニーのよく食べること。

♪南部の風景が美しい。

♪フライドチキンを食べる前と食べた後のドクター・シャーリーの表情の変化が微笑ましい。骨をポイするときの笑顔も。

♪手紙の添削シーンが一番好き。ユーモアと突っ込みと優しさと。二人の距離がさらにぐっと縮まった感じ。深まりゆく秋の背景と、二人の衣装の色がシンクロしていて、とても美しいシーンです。

♪トニーの家族が賑やかで、というか、騒がしくて面白い。

♪農場のど真ん中で車がエンストするシーン。ドクター・シャーリーのいたたまれなさを思うと胸が苦しくなる。

♪トニー、食べ過ぎ！LPよりも大きいピザを二つ折りにして・・・
♪無知とか無理解とかそういうことではなく、その土地ではずーっとずーっとそうだった（人々はそう簡単に変わらない）・・・という辛さ

♪でも、一緒に戦ってくれる人がいる希望

♪それにしても、トニー一家の賑やかなこと！

テーマは重いけれど、ユーモアたっぷり、希望たっぷり。

役者・セリフ・音楽・映像

アカデミー作品賞も納得のすべて揃ったいい映画でした。

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