Awaさんのセネガル通信60

ケチケチ贅沢日記の読者のみなさま、Bonjour !　

ダカールは雨期に入って、蚊がだんだん増えてきました。

マラリア熱にかかってはいけませんし、

蚊には十二分に気をつけなければなりません。

私は蚊よけに蚊取り線香を使っていたのですが、

こちらで売られている蚊取り線香の香りがどうも強くて好きになれませんでした。

そこで、学校で同僚に相談してみると、

「チューライ」というセネガルのお香を使うと良いとのこと。

早速、近くの市場へ買いに行きました。

必要なものは、チューライ、陶器の壺、炭の３つ。

お店で虫除け用のチューライを選んでもらうと、それは薄く切られた木でした。

使い方を教えてもらうと、

まずガスで炭に火をつけます。

そして、壺に炭を入れ、風通しの良い場所に置いて、

炭が十分に熱くなったら、チューライを壺に入れるだけ。

すぐに木からモクモクと煙が出て、その煙が虫を寄せ付けないようです。

部屋の中は木のいい香りが漂います。

チューライをマメに足さないと、すぐに燃えてなくなってしまいますが、

自然の虫除けは大変気に入りました！

確かに煙が出ている間は、蚊は寄ってきませんし、

香りも良いですし、ぜひ続けようと思います。

私が「チューライを買った」と同僚たちに話すと、みんな大喜びでした！

セネガルではチューライを焚くことが日常で、

食後の臭い消しや、来客の際、そして寝る時にも使われるそうです。

ですが、先生達がお好みなのは、優しい自然な香りではなく、

もっと強い香りがお好みのようです。

チューライは、たくさん種類があって、皆さんそれぞれにお気に入りがあるとのことです。

一人の職員の女性が、

「寝る前には、チューライを炊いて、ランジェリーを着て、ビンビンを腰に着けて寝るのよ」

と、自分が着けていたビンビンを私にくれました。

ビンビンとは、ビーズをゴムで通したもので、腰につけるアクセサリー。

結婚している女の先生達は、何色ものランジェリーを持っていて、

その色に合わせたビンビンも揃えていると話してくれました。

ド派手な色のランジェリーは、市場の露店でよく売られています。多分中国製だと思います。

セネガルの女性は、洋服だけでなく、寝る時の格好にも凝っていて、すごいなぁと感心するばかり。

それでは、またお会いしましょう、Au revoir !

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