1年間、服を買わない生活は20数年前に経験済み②

1年間、服を買わない生活は20数年前に経験済み①から

買えない時期の始めに、どうしても欲しくて、考えた末に貯金を下ろして買った服が1着だけあります。
JUNKO SHIMADAのピンストライプスーツ（トップ画像）
マニッシュな印象のピンストライプかつテーラードではない女らしいスーツをずっと探していたのです。当時はまだ出始めのストレッチウール素材でした。
試着してみると、私が着ないで誰が着る！というくらいよく似合いました。
このスーツを買ってからすぐ夫と知り合い、もちろんデートにも着て行きましたし、このスーツを着て大事な場に出ると、どういうわけかすべてうまくまとまるのです。
あの時、思い切って貯金を下ろして買ってよかった、そう感じた思い出の一着です。

上のスーツを買った後、服や靴を買わずに約1年が過ぎたころ。
なんとか余裕ができて、被服費を捻出できるようになりました。その時、一番初めに買ったのは、これまた当時出たての黒いストレッチロングブーツでした。

私は買えなかったので買いませんでしたが、余裕があって買える人が「周りがやっているから」という理由だけで「買わないチャレンジ」する必要はない、と思っています。
ただし、たくさんの服や靴に囲まれながら、「着る服がない！履く靴がない！」といつも感じ、次から次へと買ってしまう人は、一度クローゼットの中を全部出して、画像に収め、手持ちの服や靴のディテール・特徴を把握してから「買わないチャレンジ」してみてはいかがでしょう？
手持ちのモノを把握するだけではなく、

・それぞれのアイテムをどのようにコーディネートして、いつどのように活用しているのか
・季節やオケージョンを考慮して、活用頻度はどれくらいあるのか
・活用頻度が少なくても、手元にあるだけでうれしくなる大好きなモノか
・実用品として買ったのに、自分にとっては実用的でなかったモノはないか（実用重視なので、あまり好きではない）
・通勤や外出時に、気後れせずに背筋を伸ばし笑顔でいられる服か

など、じっくり考察してみましょう。
手持ちのモノを活かすのも良いですし、手持ちのモノが実はあまり役に立たないと気づいたらチャレンジ終了後に本当に欲しくて必要なモノに買い替えることも考えましょう。もちろん、役にたたないもののリサイクルも忘れずに。

モノを通じて、自分のライフスタイルやモノ選びの基準・買い物のクセ、ひいては自分の内面を見つめ直すいいチャンスになることでしょう。

オンラインサロン「ケチケチ贅沢でバラ色人生研究所」2月コラムより一部改訂して掲載

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