イタリア2017冬ーヴィーナスに恋して ウフィッツィ美術館ー

madameHと同時更新していましたが、日本の朝8時はイタリア24時。慣れないスマートフォン管理に加え、画像アップロードに時間がかかり、間に合わせるのはなかなかつらい。早く寝て、午前中の更新イコール皆様には夜にお届けします。のつもりが、睡眠を優先していたら、結局一日中遅れになってしまいました。

睡眠不足は脳にもお肌にもよくないわ。

さて、イタリア旅4日目のテーマは、「フィレンツェにて美に触れる」。
すでにmadameがアップしたグッチ博物館の様子はご覧になりましたか。ハリウッド女優が着たドレスの中でも、ピンクブロンドの髪をダウンスタイルにしたジェシカ・チャスティンが、まるでケルトの妖精の様に美しく、映像を見てはため息がでました。
でも、その前に見た美の女神にはかないません。
ウフィッツィ美術館にあるサンドロ・ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」

なんといっても530年という時を超えた美しさ。心奪われるとはこのことでしょうか。男の人が美しい女性に一目惚れする気分がわかったような気がします。

優しさと強さを感じさせる透明感のある目、柔らかそうな白い肌、優雅に波打つ黄金色の髪は毛先まで輝いていました。

この絵だけはぜひ見たいと思っていましたが、本物は想像以上に美しく、恋してしまいました。

ところで、ヴィーナスを出迎えている春の女神ホーラのドレスは、まるでミケーレのグッチ。ああ、逆か。

同じくボッティチェッリ「春(プリマヴェーラ)」

こちらも真ん中はヴィーナス、左手で踊る3人の女神達の透ける衣、右手にいる大地の女神のドレスはまたまたミケーレのグッチにありそう。

先ごろ、残念ながら亡くなったイタリアン・ヴォーグ編集長フランカ・ソッツァーニがまるでボティッチェリの絵にでてくるような繊細さと強さを持った女性でした。

全体的に暗い色調の宗教画が多いウフィッツィ美術館の中で、この2点は繊細で柔らかでホッとする光のような作品でした。

勉強不足で誰の作品かはわかりませんが、この部屋のすごいこと！

床の細工を見て、エミリオ・プッチのプリント柄の組み合わせがこの地で生まれことに納得してしまいました。

メディチ家の館、すごいわ。
【追記】この部屋はメディチ家所蔵の秀作を集めた「トリブーナ」圧巻の丸天井はすべて同じ大きさの真珠貝象嵌で覆われているそうです。すごいわー。

他にも、メデューサのいるカラヴァッジオの部屋や、レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」もあります。

建物がとにかく立派。メディチ家、ありがとう。

◇◇◇おまけ◇◇◇
↑旅行前に準備したメモノートはヴィーナスを貼ってカスタマイズした。
↓ウッフィッツィで買ったヴィーナスグッズ