『スーツケースの中身で旅は決まる』

旅は行く前も、帰った後も楽しい！

カバー内側に書かれたこの一文はまさに著者madameHこと佐藤治子さんの旅にふさわしい。
ブログmadameHバラ色の人生の人気カテゴリー・旅の記憶が一冊の本になりました。
『スーツケースの中身で旅は決まる』
10月5日(水）発売ですが、見本をいただいたので、madameHおよび小石川書館様のご了承を得て一足先にケチケチ贅沢日記読者の皆様へご紹介いたします。




Act1　旅じたくはコンパクト　着まわしは多彩　出張＆バカンス
出張とバカンス、目的や街の特徴に合わせた旅じたくによって、コーディネートに惑わされず、かといって無難にならない組み合わせのヒントがたくさんあります。
出張編は2月のミラノと9月のパリ。アイテムのセレクトから始まり、機内も含めそれぞれ7コーディネートが紹介されています。シックかつバリエーションに富んだコーディネートにはオケージョンなどの説明付きで分かりやすいです。
バカンス編はベトナムとタイ、こちらの7コーディネートはバカンスでのポイントに合わせカラフルで心浮き立つような楽しさ。
その他、madameHが長年の経験でたどり着いた、旅をより楽しく快適にするためのお供も。



Act2　自分へのおみやげ　旅の記憶を思い出すアイコン
「旅先での買い物は、一期一会（本文より）」とあるように、madameHの生活を彩るさまざまな食器や雑貨は、その一つ一つが旅の記憶と結びついています。
いつどこで出会い、どんな気持ちで買ったのか・・・物そのものにも、買ったときにもストーリーがあるのです。モノより思い出とはいいますが、モノのなかに思い出が宿っているなんて素敵ですよね。
自然光の中、ご自宅にて撮影された美しい写真とともに、まるで思い出を共有させてもらっているかのようなAct2。



Act3　また泊まりたくなるホテル
リーズナブルで快適なホテルを見抜くコツなど実用的なページに続き、ホテルや滞在先での思いを語りかけるAct3。
それぞれの都市の喧騒、静けさ、光、風、湿気、匂いなどが、madameHの言葉となって読み手の五感にぐっと訴えかけてきます。これは良質の旅エッセイに他なりません。
名エッセイストの誕生です。


”出張の朝、目を覚ました時に「ここはどこなんだろう」とわからなくなったこともあるくらいだ。プライベートでは、大きなトランクをいくつも連ねて、高級リゾートホテルに滞在するヴァカンスを過ごすこともあった。お金をかけなければ充実した旅はありえないと思っていたこともある。世間的な価値観の「素敵な旅」に振り回されていたのである。旅は非日常の世界を楽しむことに尽きると思う”（はじめにより）
数えきれないほどの経験を重ねてたどり着いたmadameHの旅スタイルは、中年熟年世代にありがちなやたらと豪華なハイクラス雑誌系でもなく、限られた予算とはいえバックパッカー御用達の歩き方系でもありません。今までありそうでなかった旅のスタイルですが、これからどんどん求められる本当の意味でラグジュアリーな旅でしょう。
写真の美しさもさることながら、文章も本当に素晴らしい。
友人であることを抜きにして、完全保存版の本です。

madameHの本は人気のためオンラインストアでも売り切れ続出、店頭で見かけるのもなかなか難しいため、発売日すぐに読みたい方はぜひご予約を。

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