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2015年 08月 30日
世界バレエフェスティバル・ガラ開演5分前、黒い服を着た細長い人々が招待席にすっと現れた。彼らが現役を引退した超一流ダンサーであることは一目でわかる。 ベジャールバレエローザンヌの芸術監督ジル・ロマンは現役時代と変わらず、今なおほっそりと中性的な魅力に溢れていた。 しかし、私の目をとらえて離さなかったのはその隣にいるマダムだった。 もう若くはないからこそ際立つ凛とした佇まい。シワはあってもたるみのないキュッとした顔に、優しさと厳しさを湛えた目元。エレガントはこういうことか、と納得した。 その人はパリ・オペラ座バレエの元エトワール、モニク・ルディエール。 私がバレエ鑑賞を始めたのは2000年以降のため、当然ルディエールのパリオペエトワール時代には間に合わなかったが、ルグリガラでの『椿姫』黒のPDDや『オネーギン』は今でも忘れられない一場面だ。 バレエ教室での講師仕事の合間に、復帰した後輩ゲランとルグリを観にきたのだろう。 怖いくらいの洗練さと美しさに、隣のジルがまるで坊やに見えた。 イザベル・ゲランといい、モニク・ルディエールといい、この夏はフランス女の凄さに圧倒された夏だった。 8/6(木)Aプロ 16:30ごろ 32℃ / 23:30ごろ 28℃ 有休をとったので、夕方に自宅から上野へ。横浜―上野間乗り換えなしの恩恵を受ける。 黒オープントウウェッジを履くつもりだったが、暑くてプリミティブハイパーミュールに変更。それにあわせて、クラッチもビーズからナチュラルなラフィア素材に、ネックレスも別のものに変えればよかったが時間切れ。 コーディネートの印象を左右する要はやはり靴だ。 ワンピース:DKNY コーディネートはイマイチだが、バレエは楽しかった! 8/13(木)Bプロ 仕事帰りに丸の内から上野へ。通勤・就業時のコーディネートはこちら。 ネックレスをゴールドに替え、イヤリングをプラスし、赤リップで仕上げる。小物はトップ画像参照。 席でワクワクしながら開演を待っていると、隣に見覚えのあるお顔が。『フラットシューズ宣言』お茶会に参加くださった読者さん!偶然こんなこともあるのだと互いにびっくり。 バレエフェスは初めてだとおっしゃるので、エラそうに見どころをいろいろと解説する。帰り際にお名刺をいただくと、これまた偶然。現・派遣先と深い関わりのあるお仕事をなさっていて2度びっくり。 いやー、驚いた! 次はぜひマリインスキー公演・ロパートキナの白鳥でお会いしましょう。 東京文化会館の楽屋口には出待ちファンの垣根ができていた。その垣根沿いに歩き、上野駅へ渡る信号の手前で知人(パリオペファン)とばったり。 友「オレリーとエルヴェのマノン、素敵だったでしょ」 m「二人とも美形すぎて反則。オレリーは分別ありそうマノンには見えん。」 その日の感想や今後の鑑賞予定など15分くらい熱く話し込んでしまい、足の甲2箇所も蚊に刺されていることに気がつかなかった。 8/16(日)ガラ 12:30ごろ 32℃ / 20:00ごろ 26℃ 会場前まではフラットシューズで出掛け、荷物はクロークに預ける。 ワンピース:エミリオ・プッチ(2012S/S) パンプス:ピエール・アルディ フォワイエでぼーっと天井を眺めていたら、読者さんがお声をかけてくださった。 バレエ関連でケチケチブログを読み始めたそうだ。とてもバレエにお詳しそうな方で、もっともっとお話を伺えばよかったと後悔。 冬のマリインスキー祭で見かけたら、またお声をかけてくださいね。 おまけとカーテンコール含めて約5時間、ガラもおまけも面白かった! オリジナルメンバーのゲラン&ルグリによる『ル・パルク』、『さすらう若者の歌』のシャコン、オレリー&モロー・パリオペ美形ペアの『椿姫』黒のPDD、サレンコ&マックレーの眠りみたいな白い衣装のドンキが特によかった。 あぁ、これだからバレエ鑑賞はやめられない。バレエを観るために働いているようなものだ。 ***番外編*** 8/17(月) 16:30ごろ 26℃ / 23:00ごろ 28℃ のんびりしようと有休をとっておいた。すると友達に誘われていた60代ロケンローラーコンサートの振り替え(メンバーの病気により7月から延期)がちょうどこの日と重なり、夕方から出掛け、コンサート後は友達と食事した。 「危険な二人」のイントロが聞こえたとたん、おじさんおばさん総立ちでノリノリ♪ 懐メロ歌手には絶対にならないジュリーだが、今回は4月に亡くなった加瀬邦彦へ捧げるコンサートだった。さすが、義理堅い。 そして、この晩のジュリーはいつもよりさらに伸びやかな声で、歌う喜びに溢れていた。 演技もうまいし、笑いのセンスも抜群だが、やはりこの人は歌が音楽が本当に好きなんだろうな~。 子供のころ、よく耳にしていたあの歌謡曲もこのヒットソングも、実はブリティッシュロックのサウンドだったことをいまさら知る。 類まれなる美貌を放棄して手に入れたのは、唯一無二でツヤのある極上の声と、約2時間ノンストップで歌い続けるパワーだろう。 みんないい顔で会場を後にしていた。バレエでもエンタメでも、この瞬間が好きだ。
by mucco
| 2015-08-30 16:00
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