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2015年 08月 15日
2015年8月13日(木) 上野・東京文化会館 マライン・ラドメーカーが怪我で降板となり、予定されていた演目「『椿姫』第一幕のパ・ド・ドゥ」アルマンの代役を、なんと本家ハンブルグバレエのアレクサンドル・リアブコが踊ることになった。アクシデントによるアイシュヴァルトとリアブコの椿姫なんて、バレエフェスならではの豪華な組み合わせだ。 mucco 心のつぶやき *ディアナとアクテオン - ヴァルデスとグネーオが丁寧に踊るとこんなに素晴らしいとは。だからこそ、グランジュテで舞台から去るシーンが鮮やかで、目に焼きついた。 *「シナトラ組曲」より"ワン・フォー・マイ・ベイビー" - 大好きなガールフレンドに去られた男の哀愁をゼレンスキーがコミカルに表現していて、なんだかほろりときた。しかしこの歌がわからないと、やたらとクルクルまわっているようにしかみえないのが残念な演目でもある。 *「ペール・ギュント」- 恥ずかしながらペール・ギュントのストーリーがわからないので、長身小顔で美しいアンナ・ラウデール&エドウィン・レヴァツォフの動きをひたすらみていた。二人ともまだ淡白だが欲を出したら大化けするかも。とにかくあの姿形の美しさは貴重だ。 *「ライモンダ」より 幻想のアダージオ - ロパートキナ様お得意の白いPDD。第4部「瀕死の白鳥」に備え、抑えているのはわかるが、ロパートキナにしては普通だった。とはいえ、ここまでキラキラとした透明感や美しさを醸し出すダンサーは他にいないのだが・・・ うーん、物足りないのはなぜ?そう、ダニーラにも踊ってほしかったのだ。あんなに大柄なのに、着地音がしないダニーラ。もしかして腰・膝の調子がよくないのか? ファニー・パ・ド・ドゥとか踊ってほしかったな。 *「椿姫」より 第1幕のパ・ド・ドゥ - たぶん世界初にして最後のマリア・アイシュヴァルトとアレクサンドル・リアブコによる『椿姫』。アイシュヴァルトの艶やかさと、リアブコのまっすぐすぎて押しの強いアルマンがぴったり。そして二人とも踊りのキレが素晴らしい。 絶品PDD、見られて幸せ。 とはいえ、ラドメーカーアルマンのさらさらブロンドもちょっと見たかったな。 *「眠れる森の美女」 - マチアス・エイマン、ブラボー! マチアスが踊ると、聞きなれた眠りの音楽も、生き生きとしたものに変わる。この世代で音楽性豊かなダンサーは貴重だ。 *「ノー・マンズ・ランド」 - Aプロ「シンデレラ」は短すぎて印象に残らなかったコジョカル&コヴォーだが、暗くて地味なこの作品を踊る二人にグッと引き込まれた。でもこの二人でなかったら、つまらなかったかもしれない。とにかく、よかった。 *「海賊」 - こちらもAプロ「ジゼル」がほとんど記憶に残らなかったサラ・ラム&ワディム・ムンタギロフ。バレエフェスの海賊といえば、ここ数回はほとんど技巧に走り、調子に乗りすぎてすごいことになっていたが、今回は二人のきっちりと丁寧な踊りに少しほっとする。キャトルがキレイなムンタギロフは、この丁寧さにドヤ顔(?)というか、けれんみが少々プラスされれば完璧だ。 *「ヴァーティゴ」 - ヴィシニョーワとゴメス、アメリカ的ヘルシー&セクシーな肉体はこんな感じなのか?二人の動きの鮮やかさから、今の自分たちの踊りに対して真摯に向き合っている様子が伝わってきた。 *「ギリシャの踊り」 - 不思議な魅力をもつダンサー、オスカー・シャコン。 某バレエ団で何度か全編でみているが、こんなにいい作品だったとは。 大らかで伸びやか、でも決めるところはきちっと。もっと見たい。ブラボー! ↓ のときより、さらに伸びやかで自然だった *「ロミオとジュリエット」より 第1幕のパ・ド・ドゥ - はぁ、よかった~。 Aプロで風が吹き抜けるように爽やかで軽やかなチャイパドと披露してくれたヤーナ・サレンコとスティーヴン・マックレーのバルコニーPDDは、「あなたたち、反則!と言いたくなるくらいロミオとジュリエットな二人で、初恋の喜びと切なさが伝わってきて、年甲斐もなくキュンとした。 サレンコは秋にマックレーとロミジュリROHデビューするらしい。 ちなみにロミジュリはラブロフスキー版もマクミラン版も苦手(コールドもソリストも踊りが少ないから)だが、この二人の全幕で見てみたい。 *「伝説」- アリシア・アマトリアンは儚げな雰囲気がいい。 *「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ - えっと・・・コメントは控えさせていただきます。 *「レ・ブルジョワ」 - シムキン君がどんどん大人になっていく。 *「マノン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ - オレリー・デュポンとエルヴェ・モロー、この二人はあまりにも美形すぎる。顔の造形の美しさもさることながら、オレリーのマノンは分別があってマノンにならなそうだし、モローみたいな色っぽい神学生がいたら困るだろう(だれが?)などと考え、踊りに集中できなかった。ボロ着た沼地のほうが集中できたかも。美しさは罪である。 *「シンデレラ」 - これは短すぎてよくわからない。サレンコのキラキラぶりを今回再確認した。 *「瀕死の白鳥」 - ロパートキナの「瀕死の白鳥」は毎回違うが、過去に見た4回とも静かーに、ゆーっくりと登場していた。今回はとても活きのいい(慌ててた?)登場で、それゆえ終わりの死との対比が鮮やかだった。至芸。 *「シルヴィア」 - リアブコは踊り心がある。いいダンサーだ。 *「こうもり」よりパ・ド・ドゥ - 第一線を退いた(よね?)とはいえ、ルグリも本当にいいダンサー。踊りがとにかくキレイ。 *「ドン・キホーテ」 - 二人が出てきたときの華やかさ! バレエフェスのドン・キホーテで目に焼きついているのはザハロワ&ウヴァーロフだが、それに匹敵するキラキラっぷり。やはりボリショイのドンキは素晴らしい。 昨年冬のドンキ全幕では膝の怪我からまだ十分に回復できていなかったマーシャが、この日は32回転をキレイに周って、復活!ラントラートフも後押しするかのようなジュッテにピルエット。ちょっとフィーリンを思い出すな。 この二人がすごいのは、長身ながらもスピードがあり、そして丁寧なところ。ガラの黒鳥PDDも楽しみだ。 カーテンコールに小芝居するのも、ボリショイらしい。観客を最後まで楽しませてくれた。 *Bプロ最終日恒例の手ぬぐい投げ。世界の至宝やら舞姫やら美貌のエトワールやらが、客席に向かって楽しそうに手ぬぐいを放り投げる様は、いつみてもシュールだ。 マラーホフ&サレンコ&マックレーが後ろに控え、最後にさまざまなポーズで投げて、客席の笑いを誘う。投げ終わったマラーホフをタキシード姿の ガラも楽しみ♪ A・Bプロ最終日ということもあってか、みな丁寧に踊り、それぞれのカンパニーの持ち味を出したバレエを披露してくれたことに感謝している。 そして、本家ベジャールバレエのオスカー・シャコン「ギリシアの踊り」、サレンコ/マックレーの「ロミオとジュリエット」バルコニーのPDDに、ダンサーと作品の新たな魅力が発見できて清々しい気分になった。これだからバレエ鑑賞はやめられない。 とても幸せな一夜だった。
by mucco
| 2015-08-15 22:00
| バレエ
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