2014年12月第1週コーディネート その1

夏のロンドン旅行でV&Aをたっぷり堪能したあとのこと。
キープしてもらっていた友人の靴を引き取りにスローンストリートへ向かっていると、雨が降り出してきた。ちょうど目の前にハロッズがあり、雨宿りがてら入れてもらう。

Tシャツにショートパンツ、デイパック姿のティーンエイジャー男女5～6人のグループは、入店拒否されていた。仮に彼らがテキサスの石油王一族メンバーだとしても、あのドレスコードでは拒否されるだろう。マナーはマナー、と教えるのも社会の勤め。

ラマダン明けであらゆる欲が炸裂しているオイルマネーの持ち主・アラブ系の人々と、やたら美男美女（もちろんスタイルも良い）が揃った販売員たち、商品数に圧倒される。と同時に、「お金があるところに人もモノも集まる」という現実を垣間見ることができたのは、今回の旅行の大きな収穫の一つだった。

化粧品や服飾雑貨、宝飾品でキッラキラのグランドフロアから、比較的すいているであろう婦人服売場へ上がりふらっとまわる。2014F/Wで一番印象に残ったドルチエ＆ガッバーナのおとぎばなしコレクションがあり、その創造性と手仕事（プレタポルテだけど）の素晴らしさにクラクラする。
手が届くコーナーに進み、日本でもしばしば利用しているUKブランドをのぞくと、

「！」

昨年も日記にも書いたように探していたグレーのたっぷりコートを見つけた。
ペールカラーにもソニア・リキエルのマルチボーダーにも合うミディアムグレーｘライトグレー。軽くて暖かなウールカシミヤダブルフェイス。これから5年は楽しめそうなたっぷりとしたコクーンシルエット。
色も素材も探していたとおり。ついでに値段も予算どおり。しかも日本ではお目にかかったことのない34サイズがある！
早速試着すると思い通りのたっぷりさで軽い～。実際に着る季節に合わせ、ジャケットを借りコートを羽織る。うん、いい感じ。
カウンターの奥で別の仕事をしていた販売員さんまで近くにきて、
「今履いているNINOにぴったりね。」と声をかけてくれた。さすがだ。
荷物になると思いつつも、VAT分を引くとちょっとはお得かも。それに34サイズのコートはきっと日本では買えないだろう。
出会いまで1年以上、買うのは10分。
昨年、適当なところで手を打たなくてよかった、セールに目がくらまなくてよかった、とつくづく思いながら、免税手続きコーナーへ移動した。

その後。
国内でも同じモデルを買えるが、この色とサイズは入荷していないようだった。
買ってきてよかった～。

コート：ジョゼフ
DOUBLE CASHMERE MAUBERT

サイズ34、ウール7060％　カシミヤ3040％
色違いは黒とネイビー、ロンドンではダークグリーンもあった。


12/1（月）
8：00ごろ　13℃　/　19：00ごろ　14℃

月曜日の朝はバタバタするのでワンピースが楽だ。
着画撮影の時間なし。

ワンピース：別のコーディネート
タキシード風ジャケット：別のコーディネート
画像では喪服っぽいが、同じ黒でも異素材の組み合わせにした。

トレンチとショートブーツで。



12/2（火）
8：00ごろ　10℃　/　20：00ごろ　7℃

ロンドンからはるばる運んできたコートを着る。
ミドルグレー、ライトグレー、ライトブルー、トープ、オフホワイト。まったく秋らしくない淡色だけど、素材は冬。

横から見た感じ。
たっぷり軽くて、（いまのところ）ホカホカ

このコートには極太毛糸のざっくりもこもこガーター編マフラーが似合いそうだな。年末年始に編みたい。



コートの中は前日とうって変わって白っぽいコーディネート。

カシミヤニット：別のコーディネート11/12
パンツ：別のコーディネート10/24