トレンチコートコーディネート 秋編その2

「どうしたらトレンチコートをうまく着こなせるようになりますか？」という質問をたびたび受ける。そんなときはこう聞き返す。
「たくさん着ていますか？」

色やサイズは自分の好みで似合うもの。これを大前提として、トレンチコートを着こなすコツは

一張羅にしない

せっかく買ったお気に入りのトレンチコートだけど、高価だったせいもあり、もったいなくて着られない、のだそうだ。
繊細なシルク素材や、何シーズンか前のバーバリープローサムのレーストレンチなどコレクターアイテム的ならばわかるが、トレンチコートの代表格・アクアスキュータムとバーバリーをはじめ、それに習ったほとんどのトレンチコートは丈夫なコットン素材で、日常使いしてこそ良さがわかる実用品だ。実用的なコートを着ないままでは、コートに着られているかも？という感覚からいつまでたっても抜け出せないのではないだろうか。
料理も絵もダンスもスポーツも、上手になりたかったら繰り返し練習するしかないのと同じで、洋服をうまく着こなすためにはひとつのアイテムを何度も何度も着るしかないと思う。
トレンチコートに限らず、モノに着られないmucco流のコツを知りたい方は『ケチケチ贅沢主義』を読んでね。

＊＊＊2012年秋の着用トレンチコート＊＊＊

タバコブラウンのゴートスウェード（アクアスキュータム）　：　着丈98cm
サンドベージュのポリエステルギャバジン（イエーガー）　：　着丈102cm
ベージュのコットンギャバジン（バーバリー）雨の日専用　：　着丈106cmくらい（姪に譲ったため手元になし）

全てライナーなし。
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2012秋は次回へ続く