ポートベロアンティークマーケットへ

毎週土曜日に開催されているポートベロアンティークマーケット　Portobello Marketに出かけました。

午前11時過ぎるとかなりの混雑、との情報を得て、9時半にはノッティングヒルゲート駅に到着。しかし世界中が夏休みのこの時期、すでにマーケットへ行く人の流れが出来ていました。
さすが世界最大と言われるアンティークマーケット、ガラクタからお宝級までさまざま、その数は膨大なものです。
アンティークストールが続く通りでは人が多すぎてカメラを構えられませんでした。トップ画像は人通りが一旦落ち着くアンティークとフードマーケットの境目、シャボン玉が飛んでいました。

古いものは大好きだし、日頃ケチが自慢の私でも絶対（❤ ❤）キャー欲しいっ（❤ ❤）となるはず。ところが前夜寝不足で体調が優れなかったせいか、ガラクタの中から自分にとっての宝を見つけ出すパワーがありません。
小金はまあそこそこあるので、比較的高額なものやマニアックなものが多いアーケードに入って興味のあるアイテムを見るも、

シルバーのカトラリー：自宅で使っているWMFステンレスのほうが好きだな。

ワニ革ハンドバッグ（黒）：ジョルダンのカーフガマグチを大事に使おうとなぜか思った。

アンティークウォッチ：義母のおさがりを越えるほど気に入るものは見当たらない。

花瓶類：梱包して持ち帰りたいほどのものには出会わなかった。

ビアズリーの1920年代プリント：記念に2～3枚あってもいいかも。（40枚程度あるのをパラパラめくりながら）うーん、家に飾るにはちょっとエキセントリック。やめておこう。おじさん、いろいろお話していただいたのにごめんね。ありがとう。

そこでふと気が付きました。
これは、今、自分の周りにあるものに結構満足している証拠ではないか！と。
そしてやはりケチな私は、なにかいいものないかな♪と歩きまわるより、〇〇に飾るこんな感じのXXが欲しい、といった目的買いのほうが性にあっているようです。
もちろんとんでもなく心奪われたものを衝動買いすることもあるけれど、今回はそういったことがありませんでした。
世界最大のアンティークマーケットに来て、手ぶらで帰るのはちょっと残念な気もしましたが、こんなものあんなものも扱っているんだ、とか、このお店のセンスが好き、とか、ここはクオリティが高い、とかたくさん見ることで得られたことのほうが多かったです。

パワー不足の時はアンティークよりも、新鮮な野菜や果物に目がいきます。

11時ごろ、情報通りポートベロ・ロードは初詣並みの人混みに。夜は旅行最大の目的・バレエ鑑賞があるためホテルに戻って体調を整えなくちゃ。


ということで一本隣のケンジントン・パーク・ロードに出るとこんなに静か。閑静な高級住宅街です。


ポール・スミスのウエストボーンハウスの庭で。
最上階にあるビスポークコーナーには様々な生地がずらーっとありました（当たり前か）。ワインレッド地にイエロー、グリーン、パープルの大きなペイズリー柄は何に使うのでしょう？シャツ？裏地？とテーラーさんに聞きたくなりました。


日差しが強くて暑い！喉が渇き、おいしいフレッシュオレンジジュースが無性に飲みたくなりました。そういえば食にうるさい知人と旅行前に会った際、ノッティングヒルに行って小腹がすいたらジェイミー・オリバーの店がおすすめ、と言っていたのを思い出しながら駅に向かっていたところ、目の前に現れました。

英国・食育界のプリンス（？）ジェイミー・オリバーの店Recipeace。2階中央のキッチンコーナーでは料理教室を開いているのだそう。味も接客も雰囲気も、とってもいいお店でした❤

ポートベロアンティークマーケット情報：1～2月の寒い時期は夏ほど混んでいないそうです。