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2014年 03月 28日
![]() 3/23(日) 上野・東京文化会館 マルグリット:アニエス・ルテステュ アルマン:ステファン・ビュリオン 春のバレエ祭、最後の演目はパリ・オペラ座バレエのノイマイヤー版『椿姫』だ。 2009年にノイマイヤー率いるハンブルグバレエの同演目を鑑賞した際は、振付や舞台構成、ダンサーの演技はさすがだと認めつつ、本音としてはもっと踊りをみせてほしかった。 初キャストのダンサーだったため、演技と振りをこなすので精いっぱいという感じで、踊りの表現まで達していなかったのは仕方のないことだろう それから約1カ月後、NHKでパリ・オペラ座バレエのノイマイヤー版『椿姫』が放送され、それがものすごく美しくて、生の舞台よりも映像に感動するのはなぜだろうと不思議に思った。 その理由が今回よくわかった。これはパリ・オペラ座バレエでなければ実現できない『椿姫』なのだ。 舞台装置、照明、衣装、ダンサーたち、どれをとっても華やかで絵のように美しい『椿姫』、パリ社交界での物語はパリオペに任せろと言わんばかり。第3幕が開いてすぐの場面などは、スーラの『グラン・ジャット島の日曜日の午後』がそのまま動きだしたかのようで、その洗練された美しさには圧倒される。 そして、クラシックバレエの高いレベルを誇るパリオペダンサーが踊りで魅せてくれる『椿姫』なのだ。 アニエス・ルテステュのマルグリットは、知性とエレガンスと包容力に溢れたマルグリットで、上流階級の殿方を虜にする超高級娼婦とはきっとこんな感じなのだろうと思わずにはいられなかった。 そしてとにかく踊りが、アニエスの踊りが、もう、本当に美しい踊りで。 2009年バレエフェスガラでの絶品・ジゼルを思い出す。あれは・・・すごかった。 リフトが多く、しかも早い動きの連続であるにもかかわらず、動きがコマ送りのように鮮明に残り、ポーズ一つ一つが絵のよう。指先爪先まで丁寧にコントロールされているからこそ、バレエダンサーだからこその美しさに胸が熱くなる。 特に第2幕『白のパ・ド・ドゥ』に胸を打たれた。 アルマンと二人きりになり、これからの生活に喜びと不安を抱きながらも未来へ踏み出した、後には引けない女の決意、が感じとれた。 一方、アルマンの父と会い、アルマンのために身を引く約束をしたあとは、同じ曲、同じ振付なのに、笑顔で悲しみに溢れたダンス。 この場面、相変わらず能天気なボクちゃん・アルマンとの対比がまたなんともよい。 喜び・決意と悲しみを、顔芸でなく、手足の動き・表現で踊り分けていることに、ただもう感動して涙がこぼれた。アニエス、ありがとう。 昨年9月にパリオペを引退したエトワールのアニエスが、日本公演のために身体を作り、しっかりと踊りと魅せてくれた。本当にうれしい。 ステファンのアルマンは、ピュアで守ってあげたくなるような内省的なアルマンで、クリクリ巻き毛がボクちゃんらしさを際立たせる。酸いも甘いも噛み分けているであろうマルグリットが、このちょっとどんくさいアルマンに惹かれ、残り少ない人生を託したくなるのもわかる。私の中でのアルマン像にピッタリだ。 ステファンは踊りがとても安定していて、マルグリットをしっかりと支え、飛び、走りまわり、倒れ込み・・・演技も何気なくて自然。 マチアス・エイマンといい、ステファンといい、若手でしっかりと踊れるパリオペ男性ダンサーは怪我さえなければしばらく安泰かも。次の来日公演が楽しみで仕方がない。 ちなみに『椿姫』5公演全制覇した知人曰く、どの組もそれぞれ素晴らしく感動の連続だったそうだが、アニエス/ステファン組が一番踊っていた、らしい。このペアで見ることができて良かった。 演劇バレエは舞台のこっちで主役が踊り、あっちで誰かがおもしろい演技をしているのが常だが、ノイマイヤー版『椿姫』はあっちでもこっちでもそっちでもいろんなことが繰り広げられているため観るほうも忙しく、みるたびに新しい発見がある。 いい舞台を観ると、さまざまな気持ちが後からじんわりとこみ上げてくる。 今回は、いいものを見たという感想以上に、「バレエをずーっと観てきてよかった。バレエが好きでよかった」としみじみ感じ、涙が止まらなくなった。この感覚は久しぶりだった。だからバレエ鑑賞はやめられない。 アニエス、ステファン、ありがとう。 パリ・オペラ座バレエ、ありがとうございました。 ABT、ありがとうございました。 あぁ、春の祭が終わってしまいなんだか寂しい。冬はイヤだが、冬のボリショイ祭を楽しみに過ごそうと思う。
by mucco
| 2014-03-28 14:00
| バレエ
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