2013年10月第5週コーディネート

夫の愛用品BARKニットダッフルがとてもいい感じだ。ローゲージニットってやっぱり可愛い。
冬の晴れた日、近所の公園を散歩したり駅前までさっとおつかいに出るとき、こんなニットコートを着ていたら楽しいだろうな、と妄想にふける。(注：カジュアルウェア妄想の舞台はいつも近所の公園）
しかしふと我に返って気付く。ニットダッフルのボリュームが最適な冬、寒がりの私が散歩やおつかいに行く時にBARKを手に取るだろうか？夫はすでに隠居しているためカジュアルなBARKを着る機会も多いのだが、それは車移動が大前提だ。外を10分以上歩くときはもちろんダウンを着ている。私もムートンかダウンを着るはず。いや、寒くてひきこもり確実。
でも・・・気軽に羽織れるローゲージニットを久しぶりに着たい。

自分のベーシックをすでに知っている大人にとって、この「今の気分」こそがおしゃれを楽しむ上で大切だと思っている。それはトレンドど真ん中のこともあれば、逆にトレンドと無関係だったりもする。いずれにしろ「今の自分の気分」に変わりない。
「今の気分」として取り入れたいものはアイテム、色、素材、サイズ感などその時によって異なる。重視したいのは雰囲気なのか、クオリティなのか、その両方なのか。もしかしたら手持ちアイテム同士を今までと違う組み合わせで着ることで「今の気分」になれるかもしれない。
ベーシック+「今の気分」をどう表現するか、がその人のスタイルになっていくのだろう。

「今」どんなイメージで着たいのか、「これから」どんなイメージで着られそうか、手持ちのアイテムとどれくらい合うのかなど、これまたいろいろと妄想してみる。

◆ヒップが隠れる着丈でゆったり目のVネックカーディガン、メンズでも良い
◆アラン用やメリノなど編み模様がくっきり出るウールの畦編み
◆ポケットは必須
◆色は明るめの柔らかなサンドベージュ

ネットサーフィンした結果、色形共イメージに一番近いのがZARAだった。　5倍くらいのバジェットとっていたのに。まぁ、そういうものでしょう。
雰囲気重視なのでアクリル85%ウール15%の素材には目をつぶったが、これが結構あたたかい。付属の濃色ボタンはバランスが良くそのままでもいいのだが、淡色コーディネートにも合わせられるよう目立たないベージュ系ボタンに付け替えた。




10/28（月）
7：30ごろ　13℃/19：00ごろ　17℃

憂鬱な月曜日にふさわしい暗くて寒い朝、着画も暗い。派手明るい色のワンピースを着た。

ライダースJK：IRO
シルクプリントワンピース：DVF
編み上げショートブーツ：レペット
バッグ：H&M　（↓のコーディネートと同じ）

むか～し、研修旅行で訪れたパリのシュルシュ・ミディ界隈に「lundi bleu」という名のお店があった。当時、年間を通じ盆暮れ正月関係なく4勤2休のシフト勤務だった私には「憂鬱な月曜日」の意味がさっぱりわからなかったが今はよーくわかる。



10/29（火）
7：30ごろ　14℃/19：00ごろ　15℃

カシミヤボートネックニット：ブラックバイマウジ―
パンツ：ユニクロ
ブーツ：セリーヌ

「今の気分」淡色コーディネートを・・・


秋色のコートで締める。

コート：アクアスキュータム
家着のジーンズコーディネートを格上げ？したくて買ったゴートスウェードのトレンチ。カジュアルなパンツとのコーディネートがやはり一番しっくりくる。



10/30（水）
7：30ごろ　15℃/19：30ごろ　18℃

襟と前身ごろの異素材がエレガントなニットと膝下丈スカートのおばさんOLコーディネートだが、靴はほのかにパンクなオックスフォードシューズ。

ニットブラウス：アクアスキュータム
スカート：母の手製
オックスフォードシューズ：フリーランス

アウターは・・・


もちろんライダース。

ライダースJK：IRO
バッグ：H&M



10/31（木）
7：30ごろ　14℃/20：00ごろ　18℃

ゆったりめのバルキーカーディガン+フェミニンなワンピース+ショートブーツは今年お気に入りのコーディネートの一つ。

カーディガン：ZARA　（別のコーディネート　10/23）
ワンピース：ジル・サンダー
ブーツ：セリーヌ
バッグ：YSLリヴゴーシュ



11/1（金）
7：30ごろ　14℃/20：00ごろ　17℃

目覚めたらとにかく白い気分だった。このコーディネートこそトープのショートブーツがぴったりなのだが、同じ靴はなるべく続けて履きたくないため、ガンメタローヒールで。
あ～だめだ、失敗。素直にトープブーツにしておけばよかった。ベル・ヴィヴィエに申し訳ない。

カシミヤクルーネックニット：ランズエンド
パンツ＆ベルト：ユニクロ
靴：ロジェ・ヴィヴィエ

火曜日と同じトレンチを羽織る。このトレンチがあれば、靴とのバランスもまあまあのコーディネートかも。
バランスって難しい、だから面白い。

コート：アクアスキュータム

「muccoさんみたいにいろいろコーディネートできるようになりたい」とこのブログをご覧くださっている読者さんも多いことでしょう。私もまだまだ発展途上中、このような失敗はたくさんあります。これからもきっとずーっとこんな感じでしょう。みなさまも失敗を恐れず、さまざまなコーディネートにトライしてみてください。買い物の失敗は懐が痛むからなるべく避けたいけれど、手持ちアイテムでのコーディネートの失敗はいくらでもやり直しできます。失敗から得ることはとても多いのです。