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2013年 08月 16日
『ケチケチ贅沢主義』にも書いたが、ティーンエイジャーになるまで母手製の洋服で育った。
ものごころ付くころには着たいものをイメージし(その大半はどこかで目にしたものだと思うが)、〇色でこんな形でこんな飾りのついたワンピースが着たい、と具体例をあげて言う子供だったらしい。 それが今でもずっと続いている。 書籍でケチケチ贅沢を知った読者さんが興味を抱くのは、私の買い物の仕方だそうだ。 先に言っておくが、私は買い物が好きだ。 買い物は楽しいし、手に入れたものを日常で使いこなすのはもっと楽しい。 だから「消費イコール悪」だなんてこれっぽっちも思っていない。 ただ、なんとなく中途半端な気持ちでお金を使った結果、買ったモノに満足することも使いこなすこともできず、そのモノに対しても自分のお金の使い方に対しても罪悪感を抱くのがイヤなだけだ。要するにケチなのだ。 何を欲し、選び、買い、それをどう使うか。 本人は当たり前にやってきたことだが、これだけ反響をいただいているとなると、同じように感じていた人にとっても、もちろん別の考え方をしていた人にとっても、実践するのは簡単ではないのだろう。 ほとんど無意識に(だと思い込んで)やってきた当たり前のことを、文字にして説明するのはとても難しいが、一番簡単な手順を書いてみようと思う。 伝えたい相手は、自分のベーシックスタイルがある程度わかって洋服もたくさん持っているけれど、選択に自信が持てないためあれこれ手を出してしまいがちなことに「なんとかしたい」と思っている30代~40代女性、と仮定する。 ************************************* 1か月間、手持ちのアイテムのみでコーディネートしてみる。できればアイテム数を厳選し、途中で買い足さない。(2012年12月のコーディネートを参考にしてみてください。) ↓ 着ているうちに「赤いサンダルを合わせたら気分が上がるだろうな」とか「気に入っていたパンツ、ちょっと違和感があるな」など、自分で感じたことを覚えておく(忘れやすい人はメモする)。 赤が必要な感覚やパンツへの違和感を1か月のうちに何度も経験するか? パンツへの違和感のようなマイナスの感覚が続く場合はそのアイテムをそろそろ手放す時かもしれない。 「赤があったらいいな」のようなプラスの感覚の場合は? ↓ その「〇〇があったらいいな」をさらに具体的にイメージしてみる。 たとえば赤いサンダルだったらこんなふうに。 ジュート巻のウェッジ、オープントゥ、スラブやシャンタンのようなニュアンスのあるトワル、紅サンゴのネックレスに合う自然な深い赤、通勤にもジーンズにも合う、カジュアルだけど大人っぽい印象。予算は¥15,000以内、それを身につけた時の自分の全身バランス、etc. その時、〇〇と、他の手持ちアイテムがどのくらいコーディネートできるかも考える。 ↓ イメージしたコーディネート等は手持ちのアイテムで実現可能かどうか、手持ちの似たようなものでも代用可能か。 前出の例の場合、「カジュアルな赤」に惹かれているため、手持ちに代用可能なものはない。ただし「今すぐ絶対こうでなきゃ」という強い衝動に駆られない限り、いい出会いがあればいいな、程度にとどめておく。 ↓ アイテムそのもののディテールからそれを身につけた時の自分の姿までイメージが明確であれば、ふとした時にイメージ通りのモノが見つかることが多い。 なによりも大切なのは、試着してみてイメージと違うものに手を出さないこと。買わないという選択肢もあること。 これだけは絶対譲れない部分を持ちつつも、妥協できる部分も若干残したほうが楽しい買い物ができる。 その比率や見極めは、自分で経験して積み重ねていくしかない。 ↓ 値段にかかわらずむやみに手を出さない=買わない選択をすることで、予算に余裕が生まれ、本当に気に入ったアイテムが見つかったとき、資金を投入できる。このことによって買い物の精度(?)が上がる。 そのシーズン内に気に入ったものが見つからない場合は、次シーズンへ予算を持ち越す。お役所の予算とは違い、期間中に使いきる必要は全くない。 ↓ このようにして手に入れたものは、自分の感覚を優先して選んだため満足度が高く、着こなしたり使いこなすこともできる。それを繰り返すことで自分の選択に迷いが少なくなる。 ************************************* 初夏から「こんなの欲しいな」をイメージしていて、健康診断の帰りに見つけた赤いウェッジシューズ。 のんびり構えていたおかげで、予算の3分の1で手に入れることができた。 ![]() *素材違い・ヒール高違いをJavari
by mucco
| 2013-08-16 22:00
| 着ること
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