ロバート・メイプルソープflowers写真展

1か月以上前になりますが、ロバート・メイプルソープflowers写真展を見てきました。
雑誌でメイプルソープの花の写真を見て、自分の好きな細長い白い花の名前が「カラーリリー」だと知ったティーンエイジャーの頃を思い出しつつ。
静かな展示作品同様、8/28から9/10までの短い期間にひっそりと渋谷西武にて開催されていました。

そこには、色とりどりの華々しさも、キラキラとしたゴージャスさもありません。
花と花器と光と影があるだけ。
弱々しく見えながらも、その瞬間瞬間を生きている花の、官能的ですらある静謐な美しさと生命力。
あぁ、どう表現したら・・・こんなとき、自分のもつ言葉が何の役にも立たないことを思い知らされます。

ロバート・メイプルソープflowers展は、来年2013年2月に池袋西武にて展示内容を少し変更して開催されるそうです。






＊＊＊番外編＊＊＊
ポップなこちらもおもしろかった、『パリ・コレクションからのインヴィテーションカード展』（9/7～10/1）。

本展ではファッション・ディレクターの原由美子さんが1970年代から約40年にわたりパリ・コレクションで手にされたインビテーションカードから、厳選の約130点の特別公開します。世界のトップクリエイターたちによるインビテーションカードから、「人を招くこと」「メッセージを伝えること」をくらしの中でクリエイティブに楽しむ展覧会です。パリ・コレクションを見続けた原由美子さんの40年にもおよぶキャリアの一端に触れられる貴重な機会でもあります。〈パンフレット引用〉

ゴルチエ、ガリアーノの独創性と世界観、そして「新しいということは古くならないこと（by 大佛次郞）」を教えてくれるCHANELのロゴの普遍性が印象的でした。