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2012年 05月 20日
このブログを通じてたくさんの方にお目にかかる機会が増えた。 その際必ずと言っていいほど聞かれることがある。 「muccoさん、何を着ようかって困ったことないでしょ?」 ほとんどない。と即答する。 そして次の質問が続く。 「どうすれば好きで似合うものがわかるのですか?」 ・・・うっ、と言葉につまり、答えられない。 なぜなら、今までの数々の失敗とその積み重ねによって鍛えられた勘というか感覚として身に着いたものだから。 着ることは私にとって社会的な自己表現の一つだけれど、ライフスタイルがそれぞれ違えば着るもの似合うものも違うはず。 その勘や感覚を一所懸命無理矢理言葉にあてはめたところで、相手に当てはまるとも伝わるとも思っていないから、答えられなくて当然だ。 「(買わなくていいから)たくさん見て、たくさん試着して、たくさん失敗すること。」としか言えない。 という話を友人にしたら、「その感覚的なことをわかりやすく言葉にして書いてあるはずよ。」と、ある本を貸してくれた。 「似合う」の法則 政近準子 著者・政近準子氏は日本で初めて個人向けスタイリングサービス事業を展開し、顧客1万人を抱える第一人者。 人それぞれの「似合う」とは、に重点が置かれているのがさすがだ。 なるほどと思った言葉をいくつかご紹介。 「似合う服」はあなたを応援してくれる 「似合う服」は違和感がない服 その通り。 あなたに似合っていて着ていて楽しい服は、自信を与えてくれ、人生をよい方向に導いてくれます。 しかし「私はこうだから、これが似合う」と理由が言えて、的確に服を選ぶことができる人は、日本ではまだまだ少ないというのが現状です。なぜなら自分を客観視するのは難しいということもあります。 内面を客観視することは難しいが、見た目を客観視するのはさほど難しいことでもないような。全身が写る鏡とデジカメさえあれば良くも悪くも現実を突きつけられるはず。と思っていたら「自分を知る」にその方法と考え方が書いてあった。 そもそも、洋服とはどういうものなのか、どう着れば美しいのかなど、家庭や学校で教わる機会もないからです えっ、家庭で教わらないの? 自分の当たり前が当たり前でなかったことに気付く。 私に色・生地・デザインを選ばせ、それを形にしながら「その赤より、こっちの赤。丈はこのくらいがもっと似合うわよ。ヒップはもう少し出したほうが動きやすいけど、どうする?」とアドヴァイスしてくれた母に感謝。 その方の感性や性格、志向に合っているものでなければ、たとえどんなに傍目から素敵に見えても、着ている本人は本心から受け入れられず、おしゃれを継続していくことに無理が生じます。(中略) また不思議なことですが、「今の自分に似合うファッション」だけでは、人は輝かないのです。少し将来の、今よりレベルアップした、なりたい自分―(中略)-少し先の理想の自分をイメージさせるファッションが人の魅力を高めて思い描く理想の将来へ導いてくれるのです。 なるほど~。マズローの承認欲求と自己実現のようだ。三角形をふと思い浮かべる。 何をどう着るかの実践を前に、まずは自分の心の在り方を知ることがなによりも大事であると。 第一章はとにかくタメになる。 「TPPO+S」を意識した装いをする-場にふさわしい装いこそおしゃれ Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)に、さらに合う相手が女性か男性か、どういうタイプの方かのPerson(人)も加えた、TPOならぬ「TPPO」までを考えた装いをおすすめしたいと思います。 そして、加えてS(Social=社交)の感覚を持つのが、おしゃれの達人であり、ファッションのパワーを活かせる人だと思います。 きゃー、素敵!社交というから特別なことに感じるけれど、日常生活でのちょっと大切な場としてとらえるとわかりやすいかも。 体型別着こなしや新定番アイテムなどディテールは個々人によるのでさておき、章末のコラムが洞察力に優れ面白い。 通常言葉で表すことが難しい「センス」というものを、言葉で説明できるのがさすが顧客1万人を抱えるプロだ、と何度もうなずく。 また第7章・買い物が苦手な人のためのショッピングルールでは、ケチの買い物ルールと似通ったことが書かれていて、自分が認められたようでうれしかったし、予算もワードローブも3年計画で考えるのはとても参考になった。 着るものに困っている方、もっと「似合う」を知りたい方は書店で手にとってみても損はないはず。 あとは自分で考えて、着て、失敗から多くを学んで・・・行動するのみ。 カバーをはじめイラストがイマイチなのがなんとも残念。 P.S. 政近氏のツィートに納得。 洋服は数でも価格でもない。貴方の生活にふさわしい、身の丈のアイテムが最低限揃い、そこに時々あるイベントで失礼のないアイテムが加わればいい。 決して無難ではなく華を添えるか、静を添えるか、粋を添えるか、はたまた?そこが価値観であり個性なのだ。 華を添えるか、静を添えるか、粋を添えるか。 それをどう表現するかが、その人の経験や感性など内面的なもの=その人らしさ、につながるのでしょうね。
by mucco
| 2012-05-20 12:00
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