マイルス・デイヴィス 『Prince of darkness』

月曜、ジャズの日です。

先日観た映画『ヘルプ』で、いつも主人公を見守り、自尊心を教えた乳母コンスタンティン役の女優さんがすごくすごーく良くて。
出ている場面はほんの少しでしたが・・・とても印象的でした。
調べると、シシリー・タイソンというアフロアメリカ系女優の草分け的存在。
あの『ルーツ』でクンタ・キンテの母ビンタを演じた女優といえば、ご存じの方も多いでしょう。（母と兄たちが『ルーツ』の大ファンでした。）
そして、マイルス・デイヴィス夫人だったこともあるそうな。
ん？！
Sorcererのジャケット！

それにしても、Sorcerer　魔術師　とかPrince of darkness　闇のプリンス　とか、ハリー・ポッターは真似したのか？　あっ、あれは、混血のプリンスだった。

マイルス、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムズ。
いつもながらミステリアスで緊張感溢れる演奏が続くアルバムの最後になぜか、「Nothin' like you」ボブ・ドローのボーカルが脱力系でユニーク。
この曲については賛否両論わかれますが、最後のへなちょこ感があるからこそ、それまでのスリリングさが際立ち、お互いを引き立て合って、聞く人の印象に残るアルバムに仕上がったのでは、なんて思います。