お金のこと その2

ではさっそく　エラそうに　お金の本の紹介などを。

そこそこ収入はあるのになぜかお金が貯まらない・・・
将来に対して漠然とした不安を抱えているけれど何をどう考えたらよいかわからない・・・
そもそも家計の年間収支すらわからない・・・
そんなお金オンチからなんとかして脱出したいと思っている方にぜひオススメの家計見直し入門書です。

サラリーマンは2度破産する　藤川太

サラリーマン世帯を脅しているようなショッキングなタイトルですが、まぁ、そこは冷静に。
著者の藤川太氏は「家計の見直し相談センター」でこれまで一万世帯を超える家計を診断しているファイナンシャルプランナー（CFP®）だけあって、例に挙げられているのは35歳・年収700万の富山さん一家（専業主婦の妻32歳と3歳の長男、0歳の長女）と大変わかりやすく、「〇Xに投資しろ」など大きな話も出てきませんし、「マクロ経済は～」なんて難しい話もありません。
何が良いって、カバーの内側に、
❤ライフプランシート❤

ご家庭によってそれぞれの事情があるでしょうが、将来について考えたいのなら、
「でも」や「だって」を一旦取り払い、素直な気持ちでこの本の順に従って、
自分でライフプランシートを作成してみてはいかがでしょう。
日々の節約で「4人家族で食費は月￥15,000」やら、細々とした1円単位の計算など必要ありません。
ざっくりとした数字でよいのです。
今まで目を背けていた「お金」という現実に時には打ちのめされながらも、これからお金の使い方を意識すれば少なくとも経済的未来は明るいかも、とやる気が湧いてきます。
夢や希望を叶えるには、現実を知るのがまず初めの一歩ではないでしょうか。

―お金のことをほったらかしにせず、お金のことをよく考えてしっかり手間をかけている家計ほどお金が貯まり、将来への不安も少ないのだ―

－確かに将来何が起きるかは、誰にも分からない。計画を立てたからといって、計画どおりの人生を送れるというものでもないだろう。
しかし、先の見えない人生だからこそ、予測できることは予測し、前もって準備しておけば、あなたはそれだけ人生から自由になれるのではないだろうか。－


買ったのは第3刷2006年11月20日か。
あぁ、そうだ。
介護ストレスによる十二指腸潰瘍の治療中に病院の待合室で読んだな。(遠い目)
金融不安前も後も、家計管理の基本的な部分は変わらないものですね。


￥￥￥番外編＄＄＄
1年半前にすでにエラそうなことを書いています。お金のこと　その1　
経済的自由って何？と思った方は日経のコラム「いつかは経済自由人」をどうぞ。
最初の2011年4月23日から読むとわかりやすいでしょう。