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2011年 08月 18日
![]() 今回の旅行で最初に訪れた美術館はヴィクトリア&アルバート博物館 Victoria and Albart Museumです。 V&Aと呼ばれ、デザイン、ファッション、工芸など装飾美術における世界最大の美術館として親しまれています。 画像はメインエントランスに燦然と輝くガラスのシャンデリア。 実際にみるとこの100倍は美しいのです。 1852年V&A設立当時の目的は3つ 1、すべての人々に開放され、誰もが芸術を鑑賞できる場であること。 2、知識を身に付け感覚を養う、労働者にとって教育の場であること。 3、デザイナーや製造業に携わる人々にインスピレーションを与え、デザインを振興すること。 ((『ロンドンの美術館―王室コレクションから現代アートまで 』 平凡社新書 その数たるや400万点超、展示を直線にすると13km超の巨大なもの。 一般的に量(Quantity)と質(Quality)とは相反する言葉として用いられますが、V&Aの場合その両者が成り立っているのが、もう、桁違いだなと。 とにかくどこもかしこもすべてに圧巻なのですが、私が一番驚いたのはクリスタルグラスの数と展示です。 (延々と続くガラス部屋、壁は鏡だし、ギャラリー階段のポールもガラス。詳しくはこちらを) 日本の美術館のように1点1点に照明を当て作品を愛でると言ったうやうやしさは全くなく、大きなショーケースに隙間なくびっしりと並べられ、その中から自分で好きなものを選べと言われているよう。 べらぼうな大富豪宅のグラス用食器棚といえば伝わるでしょうか。 きっと設立目的3「デザイナーや製造業に携わる人々にインスピレーションを与え、デザインを振興すること」にあたるのかな?現代の職人さんたちはこのなかからインスピレーションを得るのでは?なんて思ったり。 必要以上にありがたみを感じさせない展示方法とV&Aの自信にただただもうびっくりです。 この館を訪れた目的の一つは「テキスタイル、アーティスト&デザイナー、ファッションのコーナーを堪能すること」でしたが、部屋番号のあたりをいくら探してもみつかりません。 うろうろしている私に声をかけてくださった係の男性がとても申し訳なさそうに 「マダム、ただいま改装中で別の場所に保管しています。ご覧いただくことはできません。」と申し訳なさそうに説明してくださいました。 がーん・・・ マップをみるとReopen2012とか2014の文字がそこかしこに。 これはまたロンドンに来いってことだな、と解釈し、マダムmucco(ぷっ)はすぐに立ち直りました。 そしてもう一つの目的、ルーシー・リーの工房の再現へ。 ![]() ![]() ![]() こちらは現代もの。光洋陶器社製でクリス・キーネンがハビタ用にデザインした「空」というシリーズ。シンプルモダンながらもぬくもりがあって素敵なデザインもさることながら、買いやすい価格でかつ多機能であるという点も現代の食卓では見逃せませんね。高い技術力をもつ日本の会社の底力を海外で発見できてうれしかったです。 数あるコレクションはV&Aサイトの What's in the V&A にカーソルをあて、カテゴリー指定してご覧ください。 ものすごいデータベースです。 ![]() ウィリアム・モリスの「グリーンダイニングルーム」・・・暗くてよくわかりませんね。 ステンドグラスと陶器が美しい広々とした「ギャンブルルーム」 タイル張りの「ポインター」ルーム ![]() ![]() ただしポーションは多い。 3つが連なっていて、席が空いていたらどの部屋でも自由に座れます。 ![]() お天気が良かったせいか中庭はみてのとおり公園状態に。 東京や横浜のど真ん中にある美術館では考えられないような光景に、なんて素晴らしい!と思いました。 設立目的1の「すべての人々に開放され、誰もが芸術を鑑賞できる場であること」とは、こんな大らかさを持ち合わせているのですね。 ![]() もはやアジサイとはよべないほどしっとり感のない大づくりなハイドランジア。 やはりヨーロッパなのでほとんどが赤系、しかもこんなに赤が濃いとはどれだけアルカリ性なんだか(笑) この写真を撮り終わって立つと、横にいたカップルにスナップ写真の撮影を頼まれました。 「ハイドランジアが好きなの?」と女性に聞かれ、「そう。ハイドランジアは日本が原産なの。」と答えると、 とても驚いていました。たしかシーボルトがotakusaとか名付けてヨーロッパに持って帰ったはず。
by mucco
| 2011-08-18 11:00
| ロンドン一人旅2011
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