コードレーンのサックドレス

友達からさまざまなハギレをたくさんいただいたので、実家に帰った際に、早速母に相談し、すぐに着られるコードレーン生地でサックドレスを作ってもらいました。
ただしハギレはW幅の１メートル、私の着分には少し足りない。でもそこはケチmucco＆昭和ヒトケタ生まれで「もったいない」が基本の母。あきらめません。
ケチはパワーだ！

母：肩だけをヨークみたいにするか、着丈ぎりぎりにしてゲタをはかせるか？。
私：うーん、布目を横にしてヨークにして。あっ、できればパッチポケットもつけてね。横で。
母：見返し分もあるから、ポケット分は取れるかどうか。前身ごろの衿ぐりがね・・・
私：スクエアネックにすれば？
母：できそう♪

布をめいっぱい使ってできたのがこちらのサックドレスです。


肩の部分。
生地を横に使ってアクセントにしました。このまま後ろにつながっています。スリットは深さ25ｃｍ。こうみえてもちょっとセクシーなのよン♪動きやすいです。
裏地なし。洗濯可。


後ろのネックラインと背中。
今回は背中にダーツを入れず、すとーんとしたラインで。
田舎ではコンシールファスナーが手に入らず、普通のファスナーをつけました。コンシールファスナーを付けるのが苦手な母は喜んでいましたけれど。
お母さん、いつもありがとう（T　T）

母、丸2日で仕上げました。パターンがあって手間が省けたとはいえさすがです。
パチパチパチ！


ポケット。
肩同様、生地を横にしています。家でも着るワンピースなのでポケットは必需品。手がすっぽりはいる大きさにこだわりました。
超お気に入り♡



今日はこのサックドレスを着て過ごしています。
涼しいのはもちろん、家事をするにも動きやすくて想像以上に快適。
メンズのサマージャケットにもよく使われているコードレーンは、キチンとしながらもシワが味になる生地なので、それがまた着ていて心地よい理由の一つでしょうか。
トップ画像では例によってオカビーと合わせましたが、靴で変化をつけてカーディガンを羽織れば、デパ地下はもちろん、美術館も行けますね。
まだ買っていないけれどビルケンのギゼもメチャメチャ合いそう。

そして夫が
「子供の頃、おふくろがそっくりなの着てたよ。そっくり！」と面白がっています。実は実家の母もこんなのをよく着ていたのです。
やはり私はこんなストレートなラインのシンプルなものが好きなんだと再認識しました。
私の中では時代を越えた普遍的なシルエットだと思いますが、クラシックと位置付ける人もいて、正直不思議な気がしてなりません。まっ、いいや。自分で好きなんだから。
普段着用に作ってもらったサックドレスなのに、着ていてなんだかワクワクします。

先週から「猛暑対策のゆるいドレスとお出かけを考える」をテーマにあれこれやってきましたが、暑い夏はコーディネートだなんだとつべこべ言わず、

似合うワンピースをさらっと着るのが一番。

という結論に達しました。
先週の実験、あれはあれで意味があったと信じたい。H&Mのワンピースも好きだし。
特にこのシルエット、体のどこも締めつけず楽な着心地なのに、見た目が端正。
夏の制服にしようかと思うくらい気に入りました。