1月＆2月のBS映画鑑賞 （ネタバレ注意）

ケチなのとオンデマンドで選んでいる時間がないのとで、NHK-BSの映画放送を録画し、週末に楽しんでいます。
今のライフスタイルでは週2本みるのがやっとですが。
興味がありながらもみる機会のなかった作品が年始から目白押しで、これがさすがの新旧名作ばかりでありがたいことでございます。

今回初めて見た作品

『アビエイター』　★★★★☆
”The way of the future”　と繰り返すラストシーンが印象的。
ディカプリオってやっぱり演技上手いな～。
スコセッシ作品は「何かにとり憑かれた孤独な変人」に限る（ex.タクシードライバー、ケープフィアー）。
ケイト・ブランシェットもよかったけど、ケイト・ベッキンゼールもよかったよ。
強迫症が悪化してく様子はひじょうに興味深くみることができた。

『若者のすべて』　★☆☆☆☆
夢も希望もロマンもなくて、ダメでした・・・
（ネオリアリズムだから仕方ないのか？）
しかも女性が必要以上に不当に扱われているし。
この映画の救いは、自らの意思で教育を受け、自分の道を切り開こうとする4男だけ。
あとアラン・ドロンがキレイなこと。
二度と見たくないけれど一生忘れられない作品、と言う意味では、やはり名画でしょう。

『LAコンフィデンシャル』　★★★★★
緊迫感ある映画らしい映画。
当時はほぼ無名だったラッセル・クロウやガイ・ピアーズがものすごくよい。
そして唯一？有名だったキム・ベイシンガーも女の弱さと強さを上手に表現していたと思う。
今まで見なかったことを後悔しました。
また見たい！

『妹の恋人』　★★★☆☆
可愛いお話です。
有名になる前のジュリアン・ムーアとジョン・C・ライリーが脇役でいい味だしています。
この二人、後に「めぐりあう時間たち」で夫婦役やってますね。

『アラビアのロレンス』　☆なし
3度目の挑戦なるも1時間でリアイヤ（T　T）
私は死ぬまでにこの映画を最後まで見ることができるのだろうか？
女優が一人も出てこない映画はつまらんっ。

『愛と追憶の日々』　★★★☆☆
役者も台詞もみんなよいけれど、この手の映画にしては長くて飽きた。
病室を出るときの次男、泣けます。

過去にみたことのある作品

『あぁ、結婚』　★★★★★
んもー、アホなのに深みがあって最高のラブ？コメディ。
子供を見つめるソフィア・ローレンが美しすぎる。
マルチェッロ以上にダメ男＆無責任男をチャーミングに演じられる俳優は今後出てこないんじゃないのかな？
ナポリの街並みも見どころの一つです。
余談ですが、花柄ワンピースもストライプスーツもソフィア・ローレンが着るとセクシー♡
まるでドルガバのようなシルエットだわ。
ドルチエ＆ガッバーナの二人はきっとこのころのソフィア・ローレンが大好きなんでしょうね。

『ひまわり』　★★★★★
言わずと知れた名作中の名作。
前日のアホアホコンビとは思えないシリアスな演技に脱帽です。
音楽を聞くと、マンシー二はイタリアを内に秘めていたんだなぁと思う。
CGのない時代にあのひまわり畑とか、真っ白い雪のなかにだだだーっと広がる簡易墓地とか、ロシアってでかい。

『ギルバートグレイプ』　★★★★★
母親に縛られた家族の物語としては前出『若者のすべて』と同じだが、こちらは勇気と希望を与えてくれる作品。
ディカプリオ、う、う、うますぎるよー（T　T）
いまさらながら・・・
真白い肌に赤い唇、黒髪のショートヘア、表情豊かで繊細なんだか図太いんだかわからないジュリエット・ルイスに胸キュン♡

今回の名脇役賞はジョン・C・ライリーです。
だれそれ？って？
「シカゴ」の主人公ロキシーの可哀そうな旦那役の彼です。
「アビエイター」「妹の恋人」「ギルバート・グレイプ」に出てました。
今後のBS映画カレンダーはこちらからどうぞ。
過去のアカデミー受賞作品がいっぱいです。


昨夜の雪が残っていて、おまけに寒かったので、防寒重視の通勤着でした。
ニット、ストール　：　ソニア・リキエル
パンツ　：　デプレ
ダウン　：　イエーガー