お金のこと その1

おしゃれもバレエも百合の花も大好きですが、ケチなのでお金も大好きです。
好きなお金のこと全般を知りたいと思い、実は「ファイナンシャルプランナー3級」という一番簡単なお金の資格も取得しました。
派遣先には税理士、会計士などお金のプロがたっくさんいるので誰にも言っていませんが。
義両親が揃って要介護状態になってしまったのを言い訳に、頭の悪い私にとってとても難しいFP2級の勉強は先に進まず。
それで食べていこうなんて全く思っていない、趣味の延長なのでなおさら。
しかし3級程度でもお金の知識があったおかげで、義両親の年金、相続関係では慌てずにすみました。
義母の認知症が発覚したとき、社会保険のくくりで介護保険のしくみを知っていたのが今思うと一番心強かったかな。

そして著名なファイナンシャルプランナーたちが口を揃えて言う

マネープランはライフプラン

はまさにその通りだと思います。
どんな生活を望むかによって必要な金額は異なりますし、それによってはマネープランなど必要のない人もいます。
ただ、老後の生活に不安を抱えている人ほど、月々の生活の収支や将来の年金支給額、はたまた社会保障のしくみに無頓着なのも事実です。
そしてみなさん言います。数字は苦手と。
でもお金を使うのは好きなはずですから、数字＝お金　と考えればいろいろと想像しやすいと思います。
わからないから不安になる。
不安を解消するためには、まず現実を知ることが大切です。

夢を叶えたり、自分の望む生活を送るために必要な額はいくらか？
自分の現実を知れば、もっとたくさん貯めないといけないかもしれません。
今の貯蓄ペースで十分かもしれません。
もしかしたら節約のしすぎかもしれません。
とにかく現実を知ることによって、これからの対策を立てることもできますし、それを実行すれば不安も解消できます。
一度本気で考えてみませんか？




なんて言ってるけど、私も（夫も）お金を使うのが大好きで貯蓄が大の苦手でした。
小さな自宅マンションと投資用ワンルームマンションのローンもたくさん残っていました。
夫はそれなりの稼ぎはあるものの、だからこそいつクビになってもおかしくない外資系企業の社員、私は薄給の時給労働者。
雇用はある意味不安定です。
そんな二人がライフプランをたてました。

夫がクビになっても生活できるようにする。それもなるべく早いうちに。

変なプランでしょ。でも本人たちは大まじめでした。
ロバート・キヨサキ氏がいうところの　経済的自由　ってやつですね。
とにかく住居だけは確保しようと自宅のローンを繰上げ返済し、その後は老齢基礎年金をもらうまでのつなぎ資金を貯蓄していました。
夫がプチアーリーリタイアメントを実行しようとしていた定年2年半前に運よくリストラされ、そのまま悠々自適なリタイア生活に突入しても、私のすずめの涙のような給料半分と配当金と家賃収入で暮らせています。
ただ漠然と貯蓄するのは難しいけれど、目標があると違うものだな、と身をもって知りました。
おもしろいことに、人は貯蓄残高が増えることよりも、借金の残高が減る方が俄然うれしい、という説もあります。
たしかにうちの場合もそうでした（笑）

お金で手に入る幸せなんてたかが知れていますが、大切な家族と安心して生活していく上で必要なものであることに違いありません。
お金と上手につきあっていきたいですね。