ジャンルー・シーフ展

恵比寿の東京都写真美術館で開催中の『ジャンルー・シーフ写真展』に行ってきました。
ベストワークと未公開作品が堂々180点、ものすごいボリュームで見ごたえありました。
かすかに湿り気を残したゼラチンシルバープリントがシーフの物静かでありながら力強い写真を引き立ていて、風景写真などは風や木の葉の音が聞こえてきそうな感じでした。
私のお気に入りベストワークは冒頭のヒッチコック。
映画「サイコ」のセットをバックに茶目っ気たっぷりポーズをとる巨匠には思わずクスッと笑ってしまいますね。
そして、まるでダンサーのように美しい若き日のイブ・サンローランは彼自身からその美意識の高さを伺うことができ、とても印象的でした。

開催は5/16（日）まで。
モード写真がお好きな方はぜひお見逃しなく。



*ジャンルー・シーフがバレエダンサーを撮影した写真集について
　　ジャンルー・シーフ「Dance」
*この大好きな写真もシーフの作品でした。
　画像2枚目、向かって右の大きなモノクロ写真です。
　　母は強し　カトリーヌ・ドヌーブ