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2010年 03月 16日
![]() ロバート・キャパ撮影 1951年 銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて、ピカソが最も愛した女性として知られるアーティスト、フランソワーズ・ジローの回顧展が開催されています。 以前の日記にも書きましたが、ピカソがらみの女性の中ではフランソワーズ・ジローに魅力を感じていたので、彼女の描く世界にも興味がありました。 会場に入ってすぐに展示されていたジローをモデルとしたピカソの作品やロバート・キャパの写真数点からも、彼女がいかに特別な存在であったかが見てとれます。 ![]() 「窓を背にした自画像」フランソワーズ・ジロー 1971年 ![]() 「花=女(フランソワーズ・ジロー)」 パブロ・ピカソ 1948年 今回展示されている1942年から2008年にかけて制作された作品は、全体としてやはりピカソとマティスの影響を多大に受けているのがわかりますが、彼女らしいのはとにかくその穏やかさ。 個人的におもしろいと思ったのは、『鏡の前に座る踊り子/Dancer Sitting in Front of a Mirror(1955)』など1950年代半ばから60年代にかけての作品で、この時期は一見古典的な作風でそれはピカソ的でもマティス的でもなく、自分の絵を求めてひたむきに頑張っている様子が、真っ直ぐをみつめるダンサーや友達の伸びた背筋などモデルの姿に投影されているような印象を受けました。 後でこちらを読んでわかったことですが、ちょうどこの時期はピカソの元を去り、画家としても、母親としても一人で頑張らなければいけない時期だったのですね。 その後のジローの作品は、力強い色彩と躍動感をもちながらも、どこか穏やかで柔らかでしなやか、La Femme-Fleur 花の女 とピカソに称された彼女そのもののような気がしました。 ![]() 「生命の木」 フランソワーズ・ジロー 2002年 「A Life in Art フランソワーズ・ジロー回顧展」 銀座シャネルネクサスホールにて3/30(火)まで開催。入場無料。 作品数が少なく30分もあればゆっくり見ることができますので、銀座へお出かけのついでにいかがでしょうか。 この展覧会は作品数を増やし、4月から笠間日動美術館で開催されます。 「花の女 フランソワーズ・ジロー ピカソ、マティスとともに」 茨城県 笠間日動美術館 2010年4月3日(土)~2010年5月30日(日) *今回の展覧会にあわせて2月にフランソワーズ・ジロー本人が初来日する予定でしたがなにせ88歳、体調不良のため中止となりました。 残念ではありますが、世紀をまたいだ芸術の生き証人として作品を残して欲しいです。 *F.Gilot のサインの変化も面白いです。 *シャネルジャケットはこういう方のためにあるのだと。その佇まいにうっとり。 ![]()
by mucco
| 2010-03-16 21:28
| 観劇・美術館
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