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2010年 02月 08日
2月6日(土)昼の部 五反田・ゆうぽうとにて ♪春は名ぁのみの~ 風の寒さや~♪ 気持ちのよい晴天を裏切るかのような冷たい風のなか、行ってきました。 五反田駅のホームで電車を待つのがつらかったです。 でもルグリとギエムの『優しい嘘』、15年ぶりの二人の競演は熱かった! 前の演目『アザーダンス』が好みだったのとデビッド・ホールバーグが良かったので、気持ちがふわーっとしていたのです。 そしたら、照明と音とダンサー二人がいきなりスパークし、どんどん引き込まれてしまいました。 ルグリとギエム、あらゆる面で研ぎ澄まされた今の二人にぴったりのダンス。 優雅で気品高いルグリ、強く鋭いギエム、まったくタイプの違うダンサーですが、身体能力、音楽性、存在感など二人の桁外れの力量が対等なのですね。 互いに遠慮することなく才能と魂が真剣にぶつかり合い調和して生まれる気迫に圧倒され、すごい、すごい、と思っていたら、なんだか涙が止まらなくなりました。 私は本来こういうタイプの作品は苦手なのですが、一瞬たりとも目が離せなくなり、踊り手が神レベルだとこんなにも魅力的に見えるのかと、認識を改めました。 パートナーシップの素晴らしさはバレエにおいてとても重要です。 いままで何度か(何度も?)ルグリを見てきましたが、正直パートナーとして対等だと思えたのはモニク・ルディエールのみ、別の意味でローラン・イレールもか。 他の女性ダンサーたちも魅力的ではあるものの、ルグリとはレベルが違いすぎて、ケミストリーが全く感じられなかったのです。 今まで組んできたルグリよりも若い女性ダンサーたちをヘタクソだと思っていたけれど、とても申し訳ないことをしました。 ルグリがうますぎるんです。 それはギエムもしかり。 頂点中の頂点に立つ二人はずーっと孤独だったかもしれない・・・だからこそ言葉にできないほど強烈なパートナーシップを見せてくれたのでしょう。 観ることができて本当によかった。 そして今回いいなぁと思ったのは冒頭でちらっと書いたオレリー・デュポン(パリ・オペラ座バレエ)/デビッド・ホールバーグ(アメリカンバレエシアター)の踊った『アザーダンス』 なんの予備知識もなく観ていたのですが、軽やかなショパンのピアノ曲とクラシックバレエの型を軸にした軽やかなプロットレスダンスはめちゃめちゃ好みで、後で調べてみたらジェローム・ロビンス作品でした。 音や風や空気など目に見えないものと戯れるかのような動きは、まさに納得のNYCB作品です。 振付に盛り込まれているハンガリーっぽい手の動きもご愛嬌で作品に動きを与えていました。 そして、ルグリと踊るとなんだか重々しいオーレリーが、なぜか肩の力を抜いて楽しそうに踊っているのには驚きました。 これは急遽ペアとなったデビッド・ホールバーグによるところが大きいでしょう。 ホールバーグは長身細身金髪碧眼のダンサーでテクニックが安定していて見ていて安心できます。 加えてアメリカ人特有のノリのよさとか、軽妙洒脱な持ち味がこの作品にぴったりと合い、とても心地よかったです。 シリアスなオーレリーにはホールバーグのように軽妙なパートナーのほうが合うのでは、なーんて余計なお世話ですよね。 ちなみに『アザーダンス Other Dances』1976年初演のキャストはナタリア・マカロワとミハエル・バリシニコフだそうです。伝説同士だ。 今後NYCBかABT、マリインスキーダンサーで見る機会があれば、ぜひとも見たいお気に入りの作品です。 この2演目以外は全体的に照明もテーマも暗く音楽も重い苦手な作品が多かったり、ダンサーが微妙だったりなので感想は書きません。 しかし、「アザーダンス」「優しい嘘」だけでもインパクト十分で満足できました。 ルグリとギエムの競演が見られるなんて世界中でも日本だけでしょう。 NBSに感謝しなければなりませんね。 2008年ABTニーナの白鳥の湖のあと、偶然楽屋口でみかけたデビッド・ホールバーグ。 まるで彫刻のような人でした。
by mucco
| 2010-02-08 20:35
| バレエ
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