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2017年 04月 29日
猛暑の中、大胆にも通勤用に着て、
いつか同じデザインでオーダーしようと思い、ここ数年着ないままデザイン&サイズ見本として保管しておいた。 あるとき、友人が膝だけ色抜けした黒スキニーパンツを黒染専門店で染め直ししてもらったと知る。 大正4年から日本の伝統的な正装である黒紋付だけを約100年間染め続けてきた京都紋付の深黒加工染替サービスだそうだ。 まずは取り扱える素材や注意事項を熟読し、様々なリスクを承知したうえで黒ワンピース2着と依頼書を送ると、約10日後に金額、リスク、注意点、提案などの見積もりメールが届き、正式に加工依頼する。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 1、ディディエ・リュドのシルク混ドレス 素材:シルク・ナイロン・レーヨンの混紡(裏地付) リスク: ・シルクとナイロンが組成の半分ずつを占めるような割合のために、非常に染色が難しい ・100%ナイロンであれば「ウール染色」として染色可能でシルクも染まるが、シルクにとっては「ウール染色」の配合は負荷がかかるため、生地にダメージが残る恐れあり。 ・逆に「シルク染色」としてお手配した場合、ナイロンが全く染まらないために黒の濃度は上がらない。 ・縮む 加工依頼:生地へのダメージや縮みは承知したうえで、「黒染め+深黒ウール染」を依頼 2、ディディエ・リュドのリネンドレス 素材:麻100%(裏地付) リスク:縮む 加工依頼:「黒染め+深黒染」を依頼 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ そして待つこと約1か月。 着丈が1.5㎝ほど縮んだがそれも想定内のことなので、自分で裾を直す。 気になる費用は、1の「黒染め+深黒ウール染」、2の「黒染め+深黒染」、アイロン仕上x2、代引手数料、送料で¥12,000以内だった。 新品のポリエステルワンピース(裏地付)でも¥20,000~¥30,000くらいするのを考えると、元々サイズが合いデザインも気に入っている服が2着もよみがえったのだから、むしろ安いくらいだと感じている。 こんなリスクはありますが、私のように黒をさらに深い黒へ、また染替結果にあるような薄色から深い黒に染め替て、お気に入りをもう一度着てはいかがでしょう? ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
by mucco
| 2017-04-29 06:00
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